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令和5年度琉球大学附属図書館?琉球大学博物館(風樹館)合同企画展を開催 目標4:質の高い教育をみんなに目標14:海の豊かさを守ろう

 琉球大学附属図書館及び琉球大学博物館(風樹館)は、本学が所蔵する資料の公開や地域貢献の一環として毎年秋に学外企画展を開催しています。今年度は、10月7日から10月29日の期間で、恩納村教育委員会との共催による企画展「琉球大学資料展~恩納村の海と暮らし~」を恩納村博物館にて開催しました。

 本企画展では「海と暮らし」をテーマに、本学所蔵資料の中から恩納村に関する貴重書や実物標本を展示しました。当館からは、巻物や掛け軸をはじめ、『ペリー提督首里城より帰還』と題する石版画など、これまでに出展する機会の少なかった貴重な資料を展示する機会となりました。また、本学考古学研究室が所蔵する熱田貝塚出土遺物や、博物館(風樹館)が所蔵するサンゴの標本など、歴史資料から考古資料、さらには自然科学関連の博物資料にいたるまで多彩な展示を行いました。

 さらに、期間中には関連イベントとして2回の講演会を開催しました。講演会「考古学と恩納村」(講師:主税英徳氏)は、考古学とは何か?という初歩的な話を足掛かりに、恩納村の遺跡の「ココがすごい!」や、展示中の考古学研究室所蔵資料の魅力を紹介する内容となりました。講演会「カマキリって恩納のことばでなんていうの?」(講師:當山奈那氏)は、恩納村の言語マップ(動物語彙マップ)を使って、カマキリをはじめとする身近な動物をあらわす言葉の地域性(恩納村でも地域によって異なるバラエティーの豊富さ)を知ることのできる講演内容でした。

 本企画展の開催期間を通して延べ1,001名の見学者が訪れ、見学者からは「恩納村にペリーが来たことを初めて知った」、「自然と生活のつながりが見える企画だった」ほか多数の好意的な感想が寄せられました。また、企画展パンフレットのPDF版や展示解説動画、講演会のアーカイブ動画は、当館WEBサイト(https://www.lib.u-ryukyu.ac.jp/lib_uploadfile/exhibition/2023_onna.pdf)や、公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/channel/UCaO7QlBLwiOSRIOgQhK2x3A)にて引き続き公開しています。