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砂川力也准教授(教育学部)が2022年度日本トレーニング科学賞及びトレーニング実験研究賞をダブル受賞

 本学の砂川力也准教授(教育学部)が2022年度日本トレーニング科学賞及びトレーニング実験研究賞を同時受賞しました。どちらも日本トレーニング科学会が発行する学会誌「Journal of Training Science for Exercise and Sport(トレーニング科学)」に掲載された研究論文から年度ごとに選考されるもので、すべての論文のうち最も優れた研究に対して「日本トレーニング科学賞」が、トレーニング実験に関する論文のうち最も優れた研究に対して「トレーニング実験研究賞」が授与されます。2022年12月4日に開催された第35回日本トレーニング科学会大会にて表彰式が行われました。

 なお、砂川准教授は、2021度にも「スクワットの重量および挙上速度の違いが活動後増強に与える影響. トレーニング科学32(3): 97-107, 2020」にて日本トレーニング科学賞を受賞しており、2年連続の受賞となりました。

<受賞論文名>
異なる速度低下率を用いたスクワット運動が各セッションの活動後増強に与える影響―トレーニング経過に伴う短期的検証―

<受賞者>
砂川力也(琉球大学)、船渡 和男(国士舘大学大学院)

<論文の内容>
スクワット運動の挙上速度を基準とした6週間のトレーニング経過を観察し、筋機能へのトレーニング効果と活動後増強(一過性に筋機能等が増強する現象)に与える影響について2つのグループを用いて比較?検証した。これにより、総挙上重量の大きさに関係なく、脚伸展に関連する最大筋力や最大パワーが大きく改善されることが分かった。さらに、活動後増強効果を比較した結果、速度低下率が10%となるまで挙上を繰り返す運動プロトコルにおいて、過剰な疲労が抑制され、活動後増強効果に対する有益性が高まる可能性を明らかにした。

<砂川准教授からのコメント>
近年、ストレングス&コンディショニング分野で注目される速度基準トレーニングと活動後増強を統合し、より効果的なトレーニング手法の開発をテーマに取り組んだ研究の一つで、個人的には非常にイノベーティブな挑戦でありました。この度、「日本トレーニング科学賞」、そして「トレーニング実験研究賞」という名誉ある学会賞の同時受賞について、身に余る光栄をいただき、とても嬉しく存じます。実験に参加してくださった被験者の皆様、研究に御協力いただいた皆様には深く感謝申し上げます。

 

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