7月11日、本学保健学科で、在宅看護を続ける家族や実際に携わる看護師の体験談を通じて現状を知る講演会が開催されました。2011年に、マイコプラズマ脳症と診断され自宅で人工呼吸器を装着しながら在宅で看護を続ける元 花恋(もと かれん)さんと母親の久美子さんが講師として登壇しました。
久美子さんは「あんまり構えないで訪問に来ていただきたいです。普通に生活しているだけなので、それに皆さんの医療的な知識を私たちにくださって、助けていただきたいなって本当に普通のことなので」と、娘?花恋さんの日常を紹介し、学生たちに思いを語りました。
また、花恋さんを実際に看護する訪問看護師の玉城直美さんも講師として登壇し、療養者やその家族との信頼関係の築き方などについて講演しました。
参加した学生からは「病気とか疾患とか症状に目を向けるだけじゃなくて、その人らしさとか、本人や家族の希望に寄り添って最善な看護を提供することが訪問看護の一番大事な役割だと思っています」との声がありました。
参加した学生にとって、在宅看護の重要性を改めて学ぶ貴重な機会となりました。
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?琉球大学保健学科?保健学研究科HP