令和4年7月6日(水)にサブリ?キチマリ駐日コソボ共和国大使による講義「Kosovo’s Way to the European Union(コソボの欧州連合加盟への歩み)」を開催しました。
キチマリ大使による講義は、国際地域創造学部共通科目の「EU研究」(担当: ティル?ウェーバー教授、宮里厚子准教授)で行われ、学部生約70名が出席し、学生たちは熱心に聴き入り、講義後も積極的に大使に質問をして交流しました。
キチマリ大使は学生に向け、初めにコソボ共和国のヨーロッパにおける周辺国との関係、民族、言語等、コソボの概要説明を行い、続けてコソボ共和国がコソボ紛争等を経て、2008年2月17日に独立宣言するまでの歩み~EU加盟に向けての国としての歩みについて講義されました。また、昨今のロシアによるウクライナ侵攻等に見る地理的脅威は、本学が置かれている沖縄における近隣諸国との関係性に似たものがあり、いち早くコソボ共和国を国として認め、また、ウクライナ支援に欧米諸国と連携している日本とコソボ共和国の協力関係の重要性についても意見を述べられていました。
講義に続いて学生による質疑応答が行われ、コソボの若者に関することやコソボの大学生は政治学を学べるのか等、学生は英語でキチマリ大使に質問をし、大使は可能な限り質問に答えていただきました。学生らはコソボ共和国の歴史、現状、EUや近隣諸国との関係性について理解を深めることができ、有意義な講義となりました。
また、講義後には西田睦学長らと懇談も行いました。懇談には、牛窪潔理事?副学長(地域連携?国際交流?広報担当)、ティル?ウェーバー教授、宮里厚子准教授も同席されました。キチマリ大使は、コソボ共和国のプリシュティナ大学でも教鞭をとっていた経験があるため、今後の本学との学生交流や教育研究交流について意見交換を行い、連携推進を図ることが確認されました。
講義を行うサブリ?キチマリ駐日コソボ共和国大使 |
学長表敬(左から)平良総合企画戦略部長、牛窪理事、キチマリ大使ご夫妻、西田学長、
宮里准教授、ウェーバー教授、原駐日コソボ大使館職員