17万点あまりの貴重な資料を収蔵 データベース公開で、標本情報の発信も行う?
琉球大学博物館(風樹館)は、学内の研究者が教育や研究活動の一環として、主に琉球 列島で収集した約17万点の標本や資料を収蔵しています。一階にある常設展示室では、 イリオモテヤマネコやヤンバルクイナなどの希少生物の標本をはじめ、首里城関連の考 古資料、伝統工芸資料、農具などの民俗資料を展示しています。また、さまざまな動植物 が観察できる自然学習の場として「学校ビオトープ見本園」を併設しています。2015年 には、全国学校?園庭ビオトープコンクール(主催?日本生態系協会)で日本生態系協会会 長賞を受賞し、特に地域とのパートナーシップの観点で優れていると評価を受けました。 琉球大学では「地域へ開かれた大学」という方針のもとに、大学が生産するさまざまな学 術情報を学外へも広く提供しています。当館では、広く学外の方々にも収蔵資料を活用 していただけるよう、ホームページ上に標本データベースを開設し、標本情報等の発信 を行っています。また、地域への貢献活動として、小学校などへの出前授業や教職員の 研修会なども実施しています。
風樹館外観
自然系展示室