学長挨拶
地域とともに豊かな未来社会を
~「琉球大学の中期将来ビジョン」の公表にあたって~
2021年3月
琉球大学長 西田 睦
琉球大学は、戦後まもない1950年に琉球諸島の人々が熱望するなかで開学して以来、優れた研究を進めるとともに、多くの有為な人材を社会に送り出し、地域の発展に貢献してきました。
この間、グローバリゼーションをともなう「第4次産業革命」が急速に進行し、世界、日本社会、そして沖縄地域も大きく変わりつつあるなかで、さまざまな課題が明らかになってきています。
このような中、2015年9月の国連サミットでは、持続可能な開発目標(SDGs)が採択されました。これは2030年を年限とするもので、本学ではSDGs推進室を設置し、目標の実現に向けた取組を積極的に開始しました。わが国の中央教育審議会からは、2018年11月に「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン(答申)」が出され、2040年を見据えた高等教育の展望と目指すべき姿などが提言されました。
琉球大学は、2050年に開学100周年を迎えます。この2050年を見据えて、本学は2015年1月に「2050年の琉球大学の姿(長期ビジョン)」を策定し、第3期中期目標?中期計画(平成28年度~令和3年度)を推進しているところです。
2022年度からは第4期中期目標?中期計画期間(令和4年度~令和9年度)が始まりますが、この期の目標?計画策定等のあり方は、これまでとはかなり異なったものとなっています。さらに、新型コロナウィルス感染症への対応という新たな課題にも直面しています。そのため私たちは、長期ビジョンのもとに、2030年(SDGs)、2040年(高等教育のグランドデザイン)をも視野に入れた中期的なビジョンを明確にし、教育研究等の諸活動を推進していく必要があります。
そこで、このたび、本学が2030年までに実現を目指すべきビジョンと、そのビジョンの実現に向けて2025年までに取り組むべきアクションプランを「琉球大学の中期将来ビジョン」としてまとめました。本学は、この中期将来ビジョンの実現に向けて全力で取組を展開し、地域および国内外からさらに信頼される大学を目指します。
本中期将来ビジョンの実現のためには、本学の学生?教職員のみならず、地域社会の皆さま、産業界、国や自治体等の公的機関、同窓生を含む広い意味での本学関係者など、多くの皆さまのご支援?ご協力が必要です。本ビジョンに基づく琉球大学の取組に、皆さまのご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
琉球大学の中期将来ビジョン
まえがき |
琉球大学は、地域の人々の熱意によって、ランドグラント大学(Land Grant University)の精神を基本として、戦後間もない1950年に設立されました。
琉球大学は、「真理の探究」、「地域?国際社会への貢献」、「平和?共生の追求」を基本理念とし、琉球?沖縄文化研究および熱帯島嶼海洋研究など、地域の特色を生かした研究の成果をもって沖縄や日本、世界の新たな「地(知)の拠点」となること、そして、沖縄や日本、世界に貢献できる人材を育成、輩出することによって、平和的な多文化共生社会の実現に貢献する「知の津梁(架け橋)」となることをそのミッションに掲げてきました。2015年1月に策定された「2050年の琉球大学の姿(長期ビジョン)」には、地域とともに豊かな未来社会をデザインし、アジア?太平洋地域の卓越した教育研究拠点を目指す本学の将来像が描かれています。
人類の歴史は加速度的な変化の歴史でもあります。1万年ほど続いた農業の時代の後に到来した産業革命からまだ200年余りしか経っていないのにもかかわらず、世界は既に工業化社会から情報化社会へ、さらに超スマート社会へと急速に転換しつつあります。そうした”発展“の裏で、近年、予想を超えた速さで様々な地球規模の事象が人々の暮らしや経済などに深刻な影響を与えるようになりました。例えば、温室効果ガスの排出は気温の上昇のみならず、降雨量や台風の発生パターンの変化、海洋の酸性化や海面上昇、生物生息域の変化など、世界各地に様々な影響をもたらしつつあります。数十年先の世界がどうなるのかを見通すのは困難ですが、私たちは近未来の将来ビジョンを描きながら、地球上の全ての人が人間らしく幸福に生きることのできる社会の実現に向かって進まなければなりません。
その流れを一層加速させ、わずか1年の間に社会に急激な変化をもたらしたのが、2019年12月以降の新型コロナウイルスの感染拡大でした。これにより、グローバル社会の秩序、これまでの人間の生活様式や価値観は一変しました。この経験は、人類にとっての優先課題を見極め、新たな発展の可能性を可視化する契機ともなりました。変容する世界秩序において、「課題先進国」であると同時に先進国である日本には、自国の課題解決に取り組むことはもとより、人類共通の課題に対して、国際レベルでの協働を図りながら、人類を新たな叡智へと牽引する役割がなお一層強く求められています。
琉球大学は、日本最南端の亜熱帯島嶼域に位置します。この地域はサンゴ、マングローブ、亜熱帯林など独自に進化した動植物群による生物多様性の高い豊かな自然環境と、その地理的条件や歴史的経験を反映した特色ある文化を有しています。島嶼という場所に暮らす人々が、その環境をつくりだすとともに、折り合いをつけながら、時に海を越えた交易を交えつつ、生き続けてきた中で体得した経験と智慧こそ、“Island Wisdom”、すなわち「島嶼の智慧」です。島嶼という限られた空間、資源の中で持続的に生活をしていく”Island Wisdom”こそが人類が体得していくべき新たな智慧であり、それを提示することは、本学の重要な使命であると言えるでしょう。
琉球大学は、長期ビジョンに掲げたミッションを実現していくため、2030年を見据えた34の中期将来ビジョンを明らかにするとともに、それぞれのビジョンに対する2025年までのアクションプランを以下に示します。
Part Ⅰ 教育―Education― |
沖縄には、島嶼地域の多様な自然環境?固有の文化?島相互あるいは周辺諸国?地域との関わりの歴史があります。琉球大学は、これらの地域特性を活かしながら、学修者本位の教育を行います。 |
Vision 1 ?地域、日本、世界の課題を見据えた教育 |
(Action Plan)
1-1 地域的、全国的あるいは国際的課題を取り扱う授業を行う。
1-2 沖縄、日本および世界が目指すべき社会のあり方について教員、学生がともに考え、それを社会に発信する。
1-3 沖縄および島嶼系で得られた知見を日本、そして世界に拡大させる。
1-4 アクティブラーニングを推進し、議論と発信に優れた人材を育成する。
Vision 2 ?多様な人的交流の場を通じた人間性の成長 |
(Action Plan)
2-1 教員と学生および学生相互の緊密な交流を図る。
2-2 学生と地域住民や海外出身の人々との交流の機会を増やす。
2-3 周辺諸国等との情報交換、人的な繋がりの機会を拡充する。
2-4 国内外を含めた学外学修などの多様な学修の機会を充実させる。
Vision 3 ?国際性あふれた教育環境の充実 |
(Action Plan)
3-1 留学生や海外出身の人々と日本人学生との交歓の場を増やす。
3-2 外国人留学生特別プログラム等を通じて留学生教育を充実させる。
3-3 留学生と日本人学生との共修科目を充実させる。
3-4 海外大学等とのオンライン型の交流機会を広げる。
3-5 日本人学生の海外留学プログラムを充実させる。
Vision 4 ?bbin体育APP下载および教育方法の不断の改善による教育の質の向上 |
(Action Plan)
4-1 学士課程におけるURGCC (University of the Ryukyus Global Citizen Curriculum)、および大学院課程におけるURGCC-Advancedによる教育の内部質保証を充実させる。
4-2 ICTやAIの活用を含むSTEAM教育等を通じ、情報化社会そして超スマート社会に対応しうる人材を育成する。
4-3 高度専門職業人および多様な分野で活躍する人材の養成機能を充実させる。
4-4 大学コンソーシアム沖縄を通じるなどして沖縄県内の他大学等との教育連携を図る。
Vision 5 ?感染症の流行を含む様々な社会情勢の変化に対応する新たな教育方法の導入 |
(Action Plan)
5-1 対面型および遠隔型授業を効果的に組み合わせたハイブリット型の教育方法を確立していく。
5-2 遠隔型教育のためのシステムをさらに整備する。
5-3 キャンパスへ来ることができない学生等へのメンタルケアを含む支援を行う。
Vision 6 ?高大連携等の推進 |
(Action Plan)
6-1 沖縄県内のSSH (Super Science High Schools) などとの協力関係を強め、高大連携を推進する。
6-2 小中高生を対象として、大学および学問の魅力を発信する取り組みを強化する。
Vision 7 ?教育の機会均等の促進 |
(Action Plan)
7-1 経済面で困窮する学生や、精神面でケアを必要とする学生への支援を行う。
7-2 学修支援、キャリア支援などの学生支援体制を強化する。
Vision 8 ?豊かな感性と知性、地域へのまなざしを持った児童および生徒の育成 |
(Action Plan)
8-1 地域の初等および前期中等教育モデル校として、附属学校の機能強化を図る。
8-2 附属学校と学内諸部局等との連携を推進する。
Part Ⅱ 研究―Research― |
基礎的かつ普遍的な人類共通の課題と、沖縄に特徴的な島嶼、海洋、亜熱帯、医学および歴史?文化を含む社会的な課題の研究に取り組み、それらの成果を積極的に発信します。また、琉球大学に蓄積されている多くの知見に基づき、斬新な研究を推進します。 |
Vision 9 ?基礎研究および地域の特色を活かした研究の推進 |
(Action Plan)
9-1 地域の人々、研究機関等との情報交換および連携体制を強化し、探究すべき課題を明確化する。
9-2 国際的な研究組織との連携を推進し、世界をリードする研究を展開する。
9-3 研究の推進を通じてSDGs達成に貢献する
9-4 戦略的な資源配分などに基づき特色ある研究を推進する。
Vision 10 ?地域の緊急課題および固有課題に関する研究の推進 |
(Action Plan)
10-1 首里城再興や海洋ゴミ問題等の地域の課題に関する多様な研究活動を推進する。
10-2 地域産業振興やエネルギー問題等に関連する課題の解決に資する研究を推進する。
10-3 子どもの貧困や性別役割分担意識から生じる課題の克服のための研究を行う。
Vision 11 ?学内研究推進体制の整備と強化 |
(Action Plan)
11-1 学内外の研究者間の情報交換を緊密にして、特色あるプロジェクトの立ち上げと積極的な支援を行う。
11-2 科学研究費補助金やクラウドファンディング等の様々な外部資金の獲得を促進する。
11-3 クロスアポイントメント制度を活用して外部の研究者との情報交換、共同研究を拡充する。
11-4 URA(University Research Administrator)の安定的な雇用による研究推進体制の強化を図る。
11-5 若手研究者、女性研究者および外国人研究者等への支援を強化する。
11-6 技術職員の組織の見直しを進めるとともに、学内教育研究施設の効率的な運用を行う。
11-7 産学連携?知的財産に関する支援体制を強化する。
Vision 12 ?学外の研究機関?企業等との連携 |
(Action Plan)
12-1 地域の企業や団体との組織的な連携を強化し、産学共同研究を拡充する。
12-2 県内研究機関との機器共用システムを拡充する。
12-3 沖縄マリンサイエンスネットワークなどの仕組みを活用し、他研究機関との連携を強化する。
Part Ⅲ 地域連携―Regional Engagement― |
琉球大学は、長期ビジョンの中で「地域とともに豊かな未来社会をデザインする大学」を掲げています。琉球大学がもつ智慧と知識を活かし、地域の総合的な発展に貢献します。 |
Vision 13 ?地域固有の課題解決力の強化 |
(Action Plan)
13-1 地域課題の解決に向けて、地域共創人材バンクを拡充する。
13-2 首里城再興学術ネットワークのような地域課題に応じた多様な連携体制を強化する。
13-3 県内関連組織との連携によるSDGs達成に向けたプロジェクトを展開する。
13-4 大学、公共団体、産業界等が連携したプラットフォームを通じて、地域課題の解決に向けた取組を行う。
Vision 14 ?沖縄における産業振興への貢献 |
(Action Plan)
14-1 琉球大学イノベーションイニシアティブを活用し、産官学協働を推進する。
14-2 地域資源を活用した新たな製品開発とその特許化を進める。
14-3 大学の有する知財や知見を活かして、地域社会の振興に貢献する。
14-4 大学発ベンチャーによる起業を進める。
Vision 15 ?地域が目指すべき将来ビジョンの検討への貢献 |
(Action Plan)
15-1 県内の自治体、諸団体、産業界等との包括的連携を積極的に進める。
15-2 県内の様々な団体が取り組む、地域が目指すべき将来ビジョンの検討に積極的に係わり、その実現に向けて協力する。
Vision 16 ?社会の人々への学びの機会の提供 |
(Action Plan)
16-1 リカレント教育および生涯教育を拡充していく。
16-2 経済的あるいは地理的条件などによって高度な学びの機会が失われることがないよう支援体制の強化に努める。
16-3 遠隔型授業等による学びの環境を地域社会に向けて整備する。
Vision 17 ?地域等とのネットワークの強化 |
(Action Plan)
17-1 卒業生、支援者、海外県人会等とのネットワークを強化する。
17-2 沖縄県、市町村、種々の業界団体、大学コンソーシアム沖縄など、県内外の様々な団体との連携を強化する。
17-3 地域コミュニティに開かれた共創の場などを創出する。
Part Ⅳ 国際連携―Global Engagement― |
琉球大学は、沖縄の特色ある地理的条件と歴史的経験から得た智慧を活かした、多様な国際的協働関係を通じて、アジア?太平洋地域の卓越した教育研究拠点となることを目指します。 |
Vision 18? アジアを中心とした国際連携の強化 |
(Action Plan)
18-1 国際交流協定校をはじめとした海外の教育研究機関との国際的ネットワークを強化する。
18-2 近隣の国や地域の協定校との積極的な情報交換および人的交流を推進する。
18-3 SDGs達成のための国際的な活動を展開する。
18-4 留学生や海外研究者らと協働してお互いが直面する共通の課題解決に貢献する。
18-5 本学構成員の国際的課題に対する意識と能力の向上を図る。
Vision 19? 外国人留学生の育成と支援 |
(Action Plan)
19-1 アジア?太平洋島嶼地域からの留学生を積極的に受け入れる。
19-2 経済的に困難な状況に陥っている外国人留学生への支援を積極的に行う。
19-3 海外とのICTを活用した遠隔教育システムによる学びの機会の提供を検討する。
Vision 20? 多様性にあふれる平和なキャンパスの創造 |
(Action Plan)
20-1 多様な文化的背景をもつ人々が交歓し、協働できる活力あふれるキャンパス環境を創る。
Part Ⅴ 医療―Health Care― |
沖縄県には、亜熱帯域に位置する島嶼であるがゆえに特有の医療課題があります。琉球大学は、こうした地域特性を踏まえて先端的医療を推進します。 |
Vision 21? 沖縄県内の人々の健康増進 |
(Action Plan)
21-1 健全かつ安定的な病院経営を基盤に、県民の健康維持および増進に寄与する。
21-2 沖縄で唯一の特定機能病院として、高度医療技術を開発し、高度医療を実践していく。
21-3 離島などの過疎地域における医療の充実に努める。
21-4 研究機能の強化により沖縄県の疾患特性の解明を進める。
Vision 22? 新たな感染症や亜熱帯域固有の疾病への取組 |
(Action Plan)
22-1 新型コロナウイルスや人獣共通の感染症の研究および診療を展開する。
22-2 沖縄および東南アジア固有の疾病などの病態解明と治療法の開発に努める。
Vision 23? 地域医療への使命感をもった医療従事者の育成 |
(Action Plan)
23-1 地域固有の健康?保健医療上の課題を見出し、対処できる人材を育成する。
23-2 アジア?太平洋地域の人々の健康増進に貢献できる人材を育成する。
23-3 地域医療に携わる医療従事者を支援する体制を強化する。
Vision 24? 競争力のある医療産業の振興 |
(Action Plan)
24-1 幹細胞を用いた再生医療?細胞療法の開発に取り組むとともに、産業化に寄与する。
24-2 医工連携により新しい医療機器の開発に取り組む。
24-3 ベンチャー企業との連携などによる創薬への取組を推進する。
Vision 25? 国際性?離島の特性を踏まえた沖縄健康医療拠点の創生 |
(Action Plan)
25-1 国および地域との緊密な連携のもとに、令和6年度予定の医学部および病院の西普天間住宅地区跡地への移転事業を円滑に進める。
25-2 地域の健康医療拠点として医療および研究機能を拡充する。
Part Ⅵ 大学運営―University Management― |
本学のビジョンを実現していくためには適切な大学の運営が求められます。琉球大学は、構成員が協力し合いながら、学生にとっては学びがいがあり、教職員にとっては働きがいがあり、地域にとっては頼りがいのある大学を目指します。 |
Vision 26? 学長を中心とした機動的な経営体制による安定的で透明性の高い大学運営 |
(Action Plan)
26-1 学長によるガバナンスと部局の主体性を活かした大学運営を行う。
26-2 学内外の多様な関係者の意見の把握に努め、大学運営に活かす。
26-3 外部組織等による評価に適切に対応するとともに、評価結果を大学運営に活用する。
26-4 IR(Institutional Research)機能を強化し、エビデンスに基づく大学運営を行う。
26-5 デジタル技術?情報技術を活用し、効率的かつ合理的な業務運営体制を構築する。
Vision 27? 健全かつ安定的な財務基盤の確立 |
(Action Plan)
27-1 海外、国、県および企業?団体等からの外部資金や寄附金等の増に努める。
27-2 本学の特性を活かした取組を強化するため、戦略的な資源配分を行う。
27-3 保有資産の積極的な活用による収入増に取り組む。
Vision 28? 教職員の資質?能力および大学運営意識の向上 |
(Action Plan)
28-1 公募に基づいた人事選考を通じて優れた教員を確保し、本学の機能を強化する。
28-2 FD(Faculty Development)、SD(Staff Development)を充実させる。
28-3 大学運営に関わる諸情報の学内への配信機能を強化する。
28-4 大学運営に携わる機会を積極的に提供し、経営人材の育成を図る。
28-5 教員の力量の高度化のため、教員業績評価を有効に活用する。
Vision 29? 教職員の協働の推進 |
(Action Plan)
29-1 部局あるいは職階の異なる教職員が円滑にコミュニケーションを行い、相互に連携できる環境を創る。
29-2 教員と事務系職員等との間の合理的な役割分担を明確化し、それに基づき運営体制の改善を進める。
29-3 教育研究活動等の活性化に向け、教員、技術職員およびURA等による緊密かつ効果的な連携を推進する。
Vision 30? 差別やハラスメントのない職場の実現 |
(Action Plan)
30-1 ジェンダーおよび年齢のバランス、国籍、言語、文化およびセクシャリティなどにも配慮しつつ多様な教職員構成を目指す。
30-2 職場におけるコミュニケーションの円滑化を図るとともに、学内相談支援システムを充実させる。
Vision 31? コンプライアンスの遵守と危機管理体制の強化 |
?(Action Plan)
31-1 計画的なSD等を通じて、教職員のコンプライアンス意識および危機管理意識の向上に努める。
31-2 内部統制チェックリスト等を用いた自己点検や内部監査を徹底する。
31-3 研修などの情報セキュリティ強化のための取組を展開する。
Vision 32? 新たな働き方による職場環境の改善 |
(Action Plan)
32-1 裁量労働制等の多様な就業形態について検討する。
32-2 リモートワーク等の充実によりワークライフバランスの向上を図る。
32-3 クロスアポイント制度拡充等による柔軟な働き方の推進に努める。
Vision 33? キャンパスのデジタル化の推進 |
(Action Plan)
33-1 文書のデジタル化などによる事務の効率化と利便性の向上を図る。
33-2 ウェブページやSNSによる積極的な発信など多様な手段を用いた情報発信を強化する。
Vision 34? 豊かな自然との共生 |
(Action Plan)
34-1 キャンパスの自然環境の魅力を維持し、活用するための諸活動を行う。
34-2 やんばる、瀬底島および西表島にある附属施設を含め、キャンパス周辺域に広がる生態系、景観の保全に貢献する。