2022年3月 国際地域創造学部 国際地域創造学科 経済学プログラム(獺口ゼミ)卒業
2022年4月 西日本電信電話株式会社(NTT西日本) 入社
琉球大学へ進学を決めた理由を教えてください
社会の基盤となる経済学や財政学について学び、地域の課題を解決したい、という思いから経済学部への進学を希望していました。そんな中、私が入学する年に、これまでの「法文学部」と「観光産業科学部」が再編され、新たに「国際地域創造学部」が誕生しました。一つの学部の中で5つのプログラムを横断的に学ぶことができ、幅広い視野を獲得できる点が非常に魅力的に感じたのです。実際に、多種多様な講義を受講していく中で、多角的に物事を捉える視点が養われたと実感しています。
大学在学中の思い出や印象深かった講義について教えてください
大学3年生から始まったゼミ活動では、班での共同作業を通じて、「労働力不足解消に向けた政策立案」や「産業の空洞化を分析?検証した本づくり」、「産官学連携による県内自治体の調査」など、様々な研究に取り組みました。中でも、沖縄振興開発金融公庫様と2年にわたり、コロナ禍における県内自治体の財政状況や住民サービス向上のための取組みについて共同調査を実施したことは、非常に思い出深く、貴重な経験をさせていただきました。
また、ゼミ活動を通じて、経済?財政の知識や分析スキルを得たこと以上に、困難な状況でも仲間と最後まで考え抜き切磋琢磨した経験が、何よりの財産だったと感じています。
ゼミでの班活動の様子(前列左)
就職活動と現在のお仕事について教えてください
就職活動では、沖縄をはじめとした地域の活性化に貢献できること、一つの会社で多様なキャリアを描けること、女性の働きやすさなどを軸に、業種を問わず様々な企業と触れ合うよう心がけていました。
その中でも現代社会に不可欠な通信インフラを担い、ICTを用いて地域社会の課題解決に取り組む当社に入社を決めました。どの社員の方からも、自分自身の仕事に誇りを持ち、向上心を持って業務に取り組まれている姿勢を感じ、自身もそういった環境で成長していきたいと思ったのをよく覚えています。
入社後は民間企業向けのセールスエンジニアとして、DXのご提案やネットワーク環境構築の経験を積み、現在はマーケティング分野に従事しています。昨今は、Webサイトや電話?メールといった直接お客さまと接することなく、営業活動ができるツールが多数ありますが、お客さまのお困りごとに合った商品やサービスの情報をどのように届けていくか、どうやったら安心して購入してもらえるか、購入のための手続きは簡単かどうか、など検討することは多岐に渡ります。価格や機能だけでなく、「この商品を買ってよかった!」とお客さまに喜んでもらえるようなCX(顧客体験価値)を高めていくために、社外の事例も参考にしながら日々模索しているところです。お客さま目線に立ち、一人でも会社のファンを増やしていくことを目標に、今後も精進していきます。
沖縄振興開発金融公庫様との共同研究にて(右から3番目)
琉球大学を目指す学生へのメッセージをお願いします
沖縄という、独自の文化や社会情勢があり個性豊かな人々が集う特色あふれる大学で、ぜひ充実した学生生活を送ってほしいと思います。また、沖縄出身の方も、ここでの学生生活はこれまでに気づけなかった、新たな沖縄の魅力に気づけるのではないでしょうか。
是非とも入学した先の、自分の夢や目標の実現に向けて頑張ってください!応援しています!