2024年6月8日（土）に、盛山 正仁 文部科学大臣が本学を訪れ、本学役員との意見交換の後、北口陸上養殖施設及び西普天間キャンパスを視察されました。
意見交換で質問する盛山大臣
意見交換の場では、まず、西田学長から本学の成り立ちやビジョン、取組みなどについて説明があり、盛山大臣から、琉球大学の地域貢献やアジアとの関係への取組みなどについて質問がありました。西田学長からは、本学はLand Grant Universityを建学の精神として設立され、当初から教育?研究の成果を地域に普及する活動をしていたこと、また近年は人材育成のためのプラットフォームである「沖縄産官学人材育成円卓会議」に参画し、「トビタテ！留学JAPAN」でアジアを中心に学生を送り出していること、課題として大学院で養成している高度な人材と企業側が求める人材の摺り合わせの必要性などの説明がありました。盛山大臣からは、博士人材の採用拡大等に向け、引き続き経済界等に働きかけていきたいとの想いが語られました。
本学の取組みについて説明する西田学長
第一会議室での意見交換の様子
意見交換の後、本学のJST共創の場形成支援プロジェクト（COI-NEXT）で北口エリアに設置されたアクアポニックスや閉鎖循環式陸上養殖施設を視察されました。本プロジェクトの責任者である理学部の竹村教授からのプロジェクト内容の説明に続き、盛山大臣から同施設で養殖されている琉大ミーバイ（和名：ヤイトハタ）への餌やりが行われるとともに、閉鎖循環式陸上養殖の将来性についての質疑応答がありました。
竹村教授から陸上養殖施設の説明を受ける盛山大臣
琉大ミーバイ養殖で発生する代謝物を利用し、海藻を育てながら水を浄化する施設の視察
最後に、新しい琉球大学病院と医学部の建設が進んでいる西普天間キャンパスにて、西田学長から新キャンパスの整備概要等の説明の後、屋上ヘリポート及びハイブリッド手術室等の院内の視察を行いました。
新病院２Ｆエントランスホールでパネルによる整備概要説明の様子
西普天間キャンパス琉大病院屋上ヘリポート視察の様子
鈴木副病院長からハイブリッド手術室の説明を受ける盛山大臣
