琉球大学 法文学部 国際言語文化学科 英語専攻を選んだ理由を教えてください
テレビドラマの影響で、幼いころからパイロットやCAといった航空業界で働きたいと考えていました。しかし、両親からの勧めもあり、公務員職も併せて模索。そんな折、公務員でありながら航空業界に携わることのできる航空管制官という職種を知り、将来に成りたい職業を定めました。
国内外の航空機と円滑なコミュニケーションを図り、空の安全を守るために英語力は必須。
琉球大学は県内トップの国立大学であり、海外留学制度も豊富で、海外留学を熱望していた私にとって、両親への負担を最低限度に抑えられることからも、唯一にして最適な進学先でした。
あなたが思う(感じる)琉球大学の魅力を教えてください
琉球大学には海外からの留学生も多く、アメリカや韓国、ネパールといった国際色豊かな友人に囲まれ、沖縄に居ながらにして異文化を感じられるのが魅力です。海外からの留学生は多額の留学費用を負担して本学へ学びに来ているため、知識習得への熱意が極めて高く、その姿勢に強い刺激を受けています。
また、県内や県外からの学生に目を向けると、文学への強い興味から常に読書に勤しんでいる学生や、工学系の研究に情熱を注いでいる学生など、琉球大学らしく多彩な知識や感性を発揮して学問に打ち込んでいる方々が多く、周りに触発されながら自分自身も勉強に打ち込めるのが魅力だと感じています。
熱中している研究や勉強、学業面で今後取り組んでみたい分野を教えてください
日米の教育交流プログラムであるフルブライトプログラムの授業で、第2言語獲得の教授法を学びました。
以前からの夢であった航空管制官への道は既に決まっていますが、ネイティブスピーカーである教授の授業に魅力を感じて選択。
授業内容はもちろんですが、ディスカッションやディベートを通じて、より実践的な英会話能力が身に付くなど、社会人になってから役立つ授業が豊富に用意されています。
サークル活動やアルバイトなど、学校が終わってからの過ごし方を教えてください
吹奏楽サークルに所属し、ユーフォニアムに熱中。定期演奏会や吹奏楽コンクールを目標に、仲間と一緒に技術を磨きました。吹奏楽コンクールでは、5年間ほど遠ざかっていた九州大会出場を果たし、最高の思い出と達成感を得ました。
また、介護施設や幼稚園への訪問演奏といった地域交流にも力を入れ、演奏に合わせて踊り出す年配の方々や、初めて見る楽器に触れて目を輝かせる子ども達との触れ合いを通じ、演奏以上の体験にも繋がりました。
好きな授業や先生?教授について教えてください
言語学に関する学びの一貫として、アメリカ人教授による「地域語概論」を受講。沖縄に暮らす私たちよりも沖縄方言に詳しく、アメリカ人でありながら言語をはじめとする琉球文化に深い造詣をお持ちの姿に、ただただ感銘を受けました。
また、「音声学」という、言葉を発する際の身体の仕組みについての授業も印象深いものの一つです。言語によって口腔内の舌の位置や、歯のどの部分に舌が当たるかなどが異なることを学び、発声力向上に大いに役立っています。
琉球大学に進学を考えている高校生へアドバイスをお願いします
私自身は将来の夢を決めた状態で琉球大学に入学しましたが、琉球大学に通いながら目標や進路を仲間と一緒に模索していく学生もたくさんいます。琉球大学での経験は、未来の自分づくりに大いに役立ってくれると思います。